子どもの歯を守る仕上げ磨きのコツ

こんにちは。熊谷デンタルクリニックです。
仕上げ磨きについて、「どうやればいいのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
特に、乳歯の時期はむし歯のリスクが高いため、適切な仕上げ磨きが必要です。
まず、仕上げ磨きで特に気を付けたい場所は以下の2つです。
- 奥歯のかみ合わせ(上下左右の4箇所)
奥歯の溝は歯垢が溜まりやすく、むし歯になりやすい部位です。 - 上の前歯
唇に隠れている部分は見落とされがちで、むし歯のリスクが高まります。
磨くタイミングは毎食後が理想的ですが、難しい場合は夕食後や寝る前に行うことをオススメします。
仕上げ磨きの姿勢と基本的な方法
仕上げ磨きの際の姿勢も重要です。オススメの方法は以下の通りです。
- 子どもを膝の上に座らせる方法
親が膝に子どもを座らせ、安定した体勢で磨きます。 - 子どもの後ろに回る方法
頭をお腹や脇でしっかり固定しながら磨きましょう。
これにより、子どもが動いてしまっても安全に仕上げ磨きを続けることができます。
部位ごとの磨き方のコツ
仕上げ磨きは部位によって適切なアプローチがあります。特に次のポイントを意識しましょう。
前歯
上唇を軽く持ち上げ、歯と歯ぐきをつなぐスジ(小帯)に注意します。この部分に歯ブラシが直接当たると子どもが痛がるため、親の人差し指の腹で小帯を覆うようにして磨きましょう。
奥歯
奥歯の溝に溜まった汚れは、むし歯の原因になりやすいです。歯ブラシを奥から手前に手早く動かし、歯垢をしっかりと取り除くことを心掛けましょう。また、歯ブラシを軽く回転させると細かい部分も磨きやすくなります。
子どもが嫌がらない仕上げ磨きの工夫
仕上げ磨きを嫌がる子どもは少なくありません。
スムーズに進めるためには、以下の工夫を試してみてください。
- 笑顔を忘れない
笑顔で接すると子どもも安心し、リラックスできます。 - 楽しい雰囲気を作る
短い歌を歌いながら磨く、好きなキャラクターの歯ブラシを使うなど、楽しめる環境を整えましょう。
定期検診と歯みがき指導の重要性
仕上げ磨きだけでなく、定期的な歯科検診も子どもの歯の健康を守るためには欠かせません。当クリニックでは、むし歯予防に役立つ歯みがき指導や歯科検診を実施しています。仕上げ磨きで気になる点や疑問があれば、ぜひお気軽にご相談ください。