よく噛むことが、胃腸の健康につながる

こんにちは。熊谷デンタルクリニックです。
12月11日は「胃腸の日」でした。
この日は、「胃(1)に(2)良い(11)」と読める語呂合わせから制定されました。1年間にわたって胃腸に負担をかけてきたことを振り返り、いたわりの気持ちをもってもらうことを目的に、日本OTC医薬品協会が定めています。
実は、胃腸の調子を整えるためには「歯とお口の健康」も欠かせません。
今回は、よく噛むことが胃腸の健康につながる理由についてお話しします。
よく噛むことが「胃にやさしい」理由
食べ物をしっかり噛むことで、唾液の分泌が促されます。
唾液に含まれる消化酵素(アミラーゼなど)がでんぷんを分解することで、胃が消化する負担が軽くなり、胃もたれや消化不良の予防にもつながります。
噛めなくなることが胃腸に与える影響
むし歯や歯の欠損、合わない入れ歯などで十分に噛むことができなくなると、胃での消化に時間がかかり、胃痛や膨満感の原因になることもあります。
「最近、胃が重い」「食後に不快感がある」と感じる方は、お口の状態を見直してみましょう。
しっかり噛むためのポイント
- 噛む回数を意識する
ひと口あたりの噛む回数は30回が目安です。よく噛むことで唾液の分泌が促されます。
繊維質の多い野菜や、噛みごたえのある食材を取り入れると自然と噛む回数が増えます。 - お口の状態を日常的に確認する
噛むときの違和感や歯ぐきの腫れ、詰め物の状態など日常的に確認することでトラブルに早く気付くことができます。すぐに対応できることで、噛みにくさを防ぐことができます。 - 定期的に歯科検診を受けて、歯の健康をチェックする
自分では気付きにくい症状もあるため、歯科医院での定期的なメンテナンスを行いましょう。これにより、噛みやすいお口づくりに役立ちます。
噛む力や歯の状態は年齢とともに変化します。痛みがなくても、定期的に歯科医院で歯科検診を受けることが大切です。
まとめ
しっかり噛むことは、胃腸の健康を守る第一歩です。さらに胃腸だけでなく、全身の健康にもつながります。
食事を楽しみながら、「よく噛む」を意識してみてください。
当クリニックでは、お口の状態を丁寧にチェックし、「しっかり噛めるお口づくり」をサポートしています。気になる症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。

