お口の健康を守るために歯を大切にしよう

こんにちは。熊谷デンタルクリニックです。
皆さまは「歯の役割」について、考えたことはありますか?
歯は「食べる」こと以外にも、さまざまな役割を担っています。
今回は、歯の役割や健康な歯を保つための習慣についてお話しします。
歯の役割
「食べる」以外にも、歯には次のような役割があります。
発音を助ける
歯は舌や唇と同じように、言葉を正しく発音するために重要な役割を担っています。特に前歯に大きなすき間があると、空気が抜けてうまく発音できない場合があります。
表情を美しくする
歯がないと、顔の輪郭が変化して老けて見えるなど、顔の印象にも悪影響を与えてしまいます。
歯があることによってお口周りの筋肉をしっかり使うことができ、自然で美しい表情を作ることができます。
良い姿勢を支える
奥歯がきちんと噛みあっていると、顎と頭の位置が安定します。
そのため、首や肩の筋肉への負担が減り、自然と良い姿勢につながります。
反対に、歯が抜けたり噛み合わせが悪くなると、全身のバランスを崩しやすくなります。
歯を失うとどうなるか
歯を1本でも失うと、身体にさまざまな悪影響を与えます。
歯は、「切歯」「犬歯」「小臼歯」「大臼歯」の4種類に分けられます。
たとえば、大臼歯を1本失うと、咀嚼(そしゃく)機能が約40%も低下するといわれています。
そのほか、顔の印象が老けて見えたり、発音が難しくなったりすることもあります。
健康な歯を守るためには、毎日のセルフケアに加えて、歯科医院での定期的な歯科検診も大切です。
歯の健康を守るための習慣
手軽に実践できる、歯にやさしい習慣をいくつかご紹介します。
食事
朝・昼・晩の食事や間食の時間をできるだけ一定にし、栄養バランスの整った食事を心掛けましょう。
歯の表面の汚れを取る食物繊維や、歯を作るもとになるたんぱく質もしっかりと摂ることが大切です。
一方で、甘いものを摂りすぎるとむし歯の原因になりやすいため、控えめにしましょう。
歯みがき
むし歯や歯周病を防ぐためには、毎日の歯みがきが欠かせません。自分に合った歯ブラシや歯みがき剤を使い、正しい歯みがき方法で歯垢(プラーク)をしっかり落としましょう。また、歯と歯の間の汚れは、歯間ブラシやデンタルフロスを使うことで、より効率良く落とすことができます。
水分補給
こまめに水分を補給することで、お口の中のうるおいを保てます。
水分補給は唾液の分泌を促し、食べかすや細菌を洗い流してくれるので、歯周病予防にも役立ちます。
定期検診
普段の歯みがきでは取れない歯石は、歯科医院で取り除いてもらう必要があります。
また歯科検診でお口の状態をチェックすることで、病気の早期発見・早期治療につながります。お口の健康を守るために、定期的な歯科検診をおすすめします。
まとめ
歯は「食べる」こと以外にも、さまざまな役割を担っています。歯を1本失うだけでも、健康に悪影響を与える恐れがあるため、お口の健康を守ることが大切です。
当クリニックでは、定期検診のほかプロによるお口のクリーニングも行なっています。むし歯や歯周病がないか気になるという方は、ぜひお気軽にご来院ください。

