ホワイトニングについて
歯には食べ物・飲み物などの色素やタバコのヤニなどが付着して、自然と色が付いてしまいます。
また、加齢による変色や全身疾患に由来する変色などが原因になることもあります。
それは通常の歯みがきではパーフェクトに落とすことはできません。
ホワイトニングは、ご自身の「歯」そのものを漂白し歯本来の白さや透明感を引き出すものです。
白く輝く歯は表情や笑顔に輝きを与え、清潔感や若々しさもアップします。
- 差し歯やつめ物などの人工歯は漂白されません。
当クリニックでは、
医院で行う「クリニックタイプ(オフィスホワイトニング)」と
自宅で行う「ホームタイプ(ホームホワイトニング)」の2種類をお選びいただけます。
併用していただくことも可能です。
また、神経が死んでしまっている歯にも適応する「ウォーキングブリーチ」も行なっています。
クリニックタイプ
歯科医院で行うホワイトニング。
1回の通院で歯を白くすることができます。歯科医師や歯科衛生士といった歯の専門家が施術するため、ホワイトニングの中でも最も効果の高い方法といえます。
初診の場合、1回目は診断となり、2回目の来院時よりホワイトニング開始となります。
メリット
- ホームホワイトニングより、一度で白くなる
- 1日で歯を白くすることができる
デメリット
- ホームホワイトニングに比べ、白さが長続きしない
当クリニックで使用するオフィスホワイトニング剤について
オパールエッセンスBOOST 35%
オパールエッセンスBOOSTは、アメリカで2001年に発売されて以来、多くの歯科医院で使用されてきたオフィスホワイトニング材です。日本では、米国のULTRADENT社が製造するオパールエッセンスBOOST35%が、2018年5月に厚生労働省の認可を受けて発売されました。海外では、既に高濃度の過酸化水素製品が流通していますが、日本向けに改良され、承認されました。このホワイトニング剤は、歯科医師の指導の下でのみ歯科医院で使用が許可されています。
オパールエッセンスブーストは光照射なし
オパールエッセンスブーストは、光照射を必要としないホワイトニング剤です。そのため、白さにムラが出来にくく、光線過敏症の方でも安心して使用できます。
ティオン・オフィスホワイトニング
ティオン(Tion)は日本のGC社が開発した、オフィスホワイトニングシステムで、歯の表面にホワイトニング剤を塗り、光を当てるだけで白い歯になるという方法です。日本人の歯質に合わせて開発されており、副作用が少なく、治療中の痛みや治療後の知覚過敏が少なく、安全性にも高い評価があります。
ティオンの特徴としては、治療費とホワイトニング効果のバランスが良いこと、日本で薬事認可を受けた安全なホワイトニング剤が使用されていることなどが挙げられます。
当クリニックでは患者さまの安全性と負担の軽さを考慮し、ティオン・オフィスホワイトニングシステムを採用しております。
低刺激でありながら効果の高いホワイトニングをご希望の方は、ぜひお試しください。
クリニックタイプの料金
オフィスホワイトニング 1回
標準料金 | 治療期間目安 | 治療回数目安 |
---|---|---|
38,500円(税込) *アフターケア付き・しみ止め・痛み止め ※初回1回目の来院は、診断となり、2回目来院時よりホワイトニング開始となります。 | 2回~2カ月 | 2~5回 |
副作用とリスク
- 無カタラーゼ症の方や妊娠中の方には施術できません。
- ホワイトニング剤の影響で知覚過敏が起こるケースがあります。
- 歯ぐきにやけどのような白いあとが一時的に出る場合があります。
- 術後しばらくしみる場合があります。
- 個人歯の特徴により色ムラが出ることがあります。
クリニックタイプのホワイトニングの流れ
ホワイトニングに関するおことわり
ホワイトニングに先立って、むし歯の治療・歯周病検査・歯のクリーニング(すべて保険診療)が必要となります。
ホワイトニングはご自身の歯のみに作用しますので、つめ物やかぶせ物は白くできません。
ホワイトニング後、ご要望の場合はつめ直しやかぶせ直しを行います。
オパールエッセンスBOOST 施術の流れ
カウンセリング
簡単なカウンセリングおよびホワイトニングについての基礎知識、注意事項などの説明をします。
お口の診査・診断
まずはお口の中全体をチェックします。むし歯など先に治療が必要な歯がないかを検診します。
必要に応じてレントゲンを撮影し、歯や歯ぐきの状態を診査します。
また、現在の歯の色を測定します。口腔内カメラでホワイトニング前の状態を撮影します。
歯のクリーニング
着色や汚れの付着の状態を確認し、必要に応じて初めに歯のクリーニングを行います。
ホワイトニングをより効果的にするために、PMTCという歯面研磨やスケーリングという歯石の除去が必要になる場合もあります。
※PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning
歯科医師・歯科衛生士によって機械的に行われる歯の清掃・研磨のことで、むし歯や歯周病を予防する効果の高いクリーニングです
お口の固定
薬剤が唇やほほなどにつかないように開口器を使い、お口を開けたたままで固定します。
ブロックを咬んでもらい、歯面を水洗乾燥します。
歯ぐきのガード
薬剤が歯ぐきにつくと、痛みを感じることがあります。
そこで、青色の樹脂で歯と歯ぐきの際を覆っていきます。
ホワイトニングジェルを塗布
唇と歯ぐきが保護されているのを確認して、歯の表面にホワイトニングジェルを塗布します。
再度ホワイトニングジェルを塗布
一度薬剤を吸い取って、再度薬剤を塗布します。
水洗、乾燥
お口の中を水洗、乾燥させます。
歯の色の測定
歯の白さの確認をしていただきます。
ホームタイプ
歯科医院でマウスピースを作り、ご自宅で行なっていただくホワイトニング。ご自宅でゆっくり「白さ」を手に入れたい方にお勧めです。
ホームタイプはクリニックタイプのホワイトニングに比べ時間はかかりますが「透明感のある、輝くような白さ」を求めるなら、こちらをお勧めします。
メリット
- ご自身の時間に合わせて行える
- クリニックタイプのホワイトニングに比べ、白さが長持ちする
デメリット
- 継続が必要なため、白くなるのに時間がかかる
- 患者さまの協力が必要
- 医院で専用のマウスピースを作製する必要がある
当クリニックで使用するホームホワイトニング剤について
オパールエッセンス レギュラー 10%
オパールエッセンス レギュラー 10%は、自宅で行うホームホワイトニング用の低濃度ホワイトニング剤です。主成分は過酸化水素で、歯の表面に付着した色素を酸化分解し、歯を白くする効果があります。
歯科医師がカスタムメイドのマウスピースを作成し、その中にホワイトニング剤を充填し、患者さまが自宅で数時間から数日間、マウスピースを装着して使用します。
使用期間は個人差がありますが、通常は1~2週間程度です。
低濃度のため、過剰な刺激や痛みが起こりにくく、安全に使用できるホワイトニング剤として知られています。
オパールエッセンス Go
オパールエッセンスGoは、歯科医院で処方されるホワイトニング剤を自宅で簡単に使えるホームホワイトニングです。通常のホワイトニングと異なり、マウスピースを作る必要がありません。既成トレイにホワイトニングジェルが充填されているため、口腔内の体温で歯列に合わせて形が変形します。これは、誰でも簡単に使えるため、忙しい現代人にはうってつけです。
オパールエッセンスGoの効果
オパールエッセンスGoは、口に入れるだけで歯をキレイにすることができます。マウスピースは歯にピッタリ合わせる必要がないので、だれでも簡単に使えます。使い終わったマウスピースは捨てられるので、衛生的です。お口の中で化学反応を起こす成分が含まれているため、オフィスホワイトニングと同じ効果が期待できます。
ただし、歯の並びによっては合わない場合もあるので、注意が必要です。効果を得るためには、90分間使用する必要がありますが、終わった後は、きれいで輝く歯が手に入ります!
ホームタイプの料金
ホームホワイトニング 1本(上下で1回分)
標準料金 | 治療期間目安 | 治療回数目安 |
---|---|---|
3,300円 ~ 46,200円(税込) Ex)3,300円(税込)×1~14本 ※本数により異なる マウスピース別途(上下)11,000円(税込)× 2 = 22,000円(税込) ※初回1回目の来院は診断となり、2回目来院時よりホワイトニング開始となります。 | ~2カ月 | 2~5回 |
副作用とリスク
- 無カタラーゼ症の方や妊娠中の方には施術できません。
- ホワイトニング剤の影響で知覚過敏が起こるケースがあります。
- 歯ぐきにやけどのような白いあとが一時的に出る場合があります。
- 術後しばらくしみる場合があります。
- 個人歯の特徴により色ムラが出ることがあります。
ホームタイプのホワイトニングの流れ
ホワイトニングに関するおことわり
ホワイトニングに先立って、むし歯の治療・歯周病検査・歯のクリーニング(すべて保険診療)が必要となります。
ホワイトニングはご自身の歯のみに作用しますので、つめ物やかぶせ物は白くできません。
ホワイトニング後、ご要望の場合はつめ直しやかぶせ直しを行います。
オパールエッセンス レギュラー 10% 施術の流れ
カウンセリング
簡単なカウンセリングおよびホワイトニングについての基礎知識、注意事項などの説明をします。
お口の診査・診断
まずはお口の中全体をチェックします。むし歯など先に治療が必要な歯がないか検診します。
必要に応じてレントゲンを撮影し、歯や歯ぐきの状態を診査します。
また、現在の歯の色を測定します。口腔内カメラでホワイトニング前の状態を撮影します。
歯のクリーニング
着色や汚れの付着の状態を確認し、必要に応じて初めに歯のクリーニングを行います。
ホワイトニングをより効果的にするために、PMTCという歯面研磨やスケーリングという歯石の除去が必要になる場合もあります。
※PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning
歯科医師・歯科衛生士によって機械的におこなわれる歯の清掃・研磨のことで、むし歯や歯周病を予防する効果の高いクリーニングです
印象採得(歯の型取り)
歯形をとり、オーダーメイドの専用トレー(マウスピース)を作製します。専用トレーにはホワイトニングジェルが流れ出しにくい"くぼみ"がついていて、歯ぐきを守りながらホワイトニングを行うことができます。
使用方法を説明
専用トレーの使い方を説明します。
歯の大きさや形には個人差があり、ジェルの必要量もお一人おひとり異なるため、トレーのお渡し時に目安量をご説明します。
基本的には米粒半分くらいの量が標準となります。
ホームホワイトニング開始
ご自宅にてホワイトニングを開始します。
10%ジェルを使用する場合は、1日1時間×2セットで使用していただきます。
1セットごとの間隔は、5時間空けて使用してください。
経過観察
歯の色を確認し、写真撮影をします。
知覚過敏の有無を確認します。
メンテナンス
ホワイトニングの効果を維持するために2~3カ月に1度、歯のクリーニング(PMTC)をお勧めしています。
ウォーキングブリーチ
むし歯治療で神経を抜いた歯は、変色して黒ずんでしまうことがあります。
このような場合に有効な治療法が「ウォーキングブリーチ」です。
ウォーキングブリーチとは、外傷やむし歯によって歯の神経を失った歯(失活歯)に対して行うホワイトニングのことをいいます。神経を抜いて変色してしまった歯は普通のホワイトニングでは効果がでません。
神経がない歯に対し、歯の内部に漂白剤を入れて歯の内側から白くしていく方法となります。
ウォーキングブリーチは、保険適用外の治療となります。
メリット
- 変色した歯を白くすることができる
- 抜髄治療後の黒ずみや着色を改善できる
- 歯の形態や審美性を保ったまま、歯を白くできる
デメリット
- 綺麗な白い歯になっても何年か経つと再び変色することがある
- 処置後に圧力が高まることにより、痛みが起こることがある
- 処置後に圧力が高まることにより、歯根が破折することが稀にある
ウォーキングブリーチの料金
ウォーキングブリーチ 1歯2回分
標準料金 | 薬剤交換目安 | 治療回数目安 |
---|---|---|
2,750円 ~ 5,500円 (税込) 無髄歯のホワイトニング 神経が死んでしまってる歯の内部に薬剤を封鎖して漂泊する方法。 予め保険治療である根の治療が必要。 1歯2回分 ¥5,500(税込) 追加1回 ¥2,750(税込) | 2週間~3カ月 | 3~5回 |
副作用とリスク
- 時間経過で多少の色戻りがあります。
- 処置後に圧力が高まることにより、痛みが起こることがあります。
- 処置後に圧力が高まることにより、歯根が破折することが稀にあります。
ホワイトニングのよくあるご質問
- 時間はどのくらいかかりますか?
-
クリニックタイプ
説明・準備などの時間を含めて2時間程度、1回で終了します。ホームタイプ
1回につき2~6時間を2週間、ご自宅で行なっていただきます。
- どのくらい白くなりますか?
-
変色の原因・程度・歯の質により個人差がありますが、元の歯の色合いから徐々に白くなり、輝きます。2~3シェード白くなります。
ただし、かぶせ物の色はホワイトニングでは変えられません。
※シェード:歯の白さの指標となるもの。 一般的な日本人であれば「A3」
- ホワイトニング後、歯の白さはどのくらい持続しますか?
-
ホワイトニング前の色には戻りませんが、残念ながら永久には持続しません。
一般的にオフィスホワイトニングでは、2週間ほどで2シェードくらい戻り、その後は緩やかなペースで再着色していきます。ホームホワイトニングでは、オフィスホワイトニングよりもゆっくりと再着色していきます。ただし、歯の性質や生活習慣により個人差があります。白さを維持するためには、定期的にタッチアップ(追加のホワイトニング)することをおすすめします。クリニックタイプ
3~6カ月に一度ホームタイプ
2~3年に一度定期的なPMTCや、自宅でのホワイトニング効果のある歯みがき剤の使用でより長く維持できます。
- 痛みはありますか?
-
ホワイトニングにより知覚過敏が発生することがあります。
たいてい一過性のものです、すぐに治まると思います。
- 誰でもホワイトニングは受けられますか?
-
基本的に20歳以上の方が対象です。
また以下の方はホワイトニングを受けることができません。妊娠中や授乳中の方
安全性が確認されていないため、控えた方がよいとされています。無カタラーゼ症の方
ホワイトニングの薬剤に含まれる過酸化水素を分解する酵素を持っていないので、飲み込んでしまった場合は問題が生じるためできません。エナメル質形成不全や象牙質形成不全の歯がある方
歯の成長過程でエナメル質や象質が十分に発展できない状態の歯がある方は、このような歯にホワイトニングを行なった場合は効果が期待できないほか、歯髄に刺激を与える可能性があるため禁忌です。むし歯や中~重度歯周病の歯がある方
症状を悪化させてしまうため、治療を優先させます。
- ホワイトニングは安全ですか?
-
ホワイトニングに使用する薬剤は過酸化水素、もしくは過酸化尿素といって過酸化水素を弱酸性に調整したものです。
3.6%の過酸化水素はオキシドールとも呼ばれ口腔内の殺菌消毒用に使われています。米国でも安全性が保障されています。
- ホワイトニングは歯を痛めませんか?
-
ホワイトニングで一時的な知覚過敏になることがありますが、歯の寿命が短くなるということは聞いたことがありません。歯にダメージを与えることはないと考えられています。
- なぜ歯は変色するの?
-
変色には外因性・内因性また、加齢や遺伝といった原因があります。
外因性着色
- 食品に含まれる色素が歯の表面に付着する(コーヒー・赤ワイン・カレーなどの色素の濃いもの)
- タバコのヤニ
- イソジンなどの特定の含嗽剤の継続的使用
内因性着色
- 歯の神経が死んでしまった場合
- 薬剤の副作用(テトラサイクリン系)
- 乳幼児における病気
加齢に伴う黄ばみとDNAによる強い黄ばみ
- 矯正中はホワイトニングできますか?
-
矯正装置が付いている場合、ホワイトニングはできません。
- ホワイトニング前のクリーニングは必要ですか?
-
ホワイトニングは歯の表面から薬剤を作用させるため、歯面の状態により効果に影響を及ぼします。例えば歯石、プラーク、タバコのヤニのように、歯にはさまざまな沈着物が付いています。すると薬剤はまずそれらの沈着物に作用してしまいます。そのため、当クリニックではホワイトニングをより効果的・安全におこなうために歯のクリーニング(PMTC)を実施します。
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