入れ歯のお手入れを怠るとどうなる?

こんにちは。熊谷デンタルクリニックです。
皆さまは入れ歯のお手入れを毎日していますか?
入れ歯を清潔に保たないと、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という病気のリスクが高まるといわれています。
今回は、入れ歯のお手入れを怠った場合に生じるリスクについてお話しします。
入れ歯のお手入れを怠るとどうなるか
入れ歯のお手入れを毎日していない人は、毎日お手入れしている人に比べて、誤嚥性肺炎を発症するリスクが約1.3倍高くなるという研究結果があります。
お手入れを怠ることで、入れ歯の表面に細菌が増えやすくなります。その細菌が、誤嚥によって肺に入ると肺炎を引き起こすことがあります。
誤嚥性肺炎は、高齢者の死因の上位に入る病気です。特に、飲み込む力(嚥下機能)や体の抵抗力(免疫機能)が弱くなった高齢者は、食べ物や唾液などと一緒に細菌が誤って肺に入ることで、誤嚥性肺炎を起こしやすくなります。
入れ歯のお手入れをしっかりしよう
誤嚥性肺炎を防ぐためには、お口の中を清潔に保ち、細菌を減らすことが重要です。
毎日の歯みがきを丁寧に行い、細菌が増えにくい環境をつくりましょう。
また入れ歯をお使いの方は、入れ歯が不潔なままだと誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、特に注意が必要です。
お手入れを毎日きちんと続けることを心掛けましょう。
まとめ
お手入れをしていない入れ歯は、見た目はきれいでも、目に見えない細菌が繁殖していることがあります。そのため、お手入れを欠かさず行い、清潔な入れ歯を使うようにしましょう。
当クリニックでは、入れ歯治療のほか、正しい入れ歯のお手入れ方法についてもお伝えしています。
気になった方はぜひお気軽にご相談ください。